第二回科学研究会開催

2020.11.16 お知らせ
11月16日(月)に慶應義塾大学法学部日吉物理学研究室の杉本憲彦教授を招いて、特進理系、科学部生徒対象に研究会を開催しました。
7月に開催された第一回では「地球温暖化と持続可能性」をテーマに、地球温暖化を科学の視点から説明していただきました。第二回は「金星に吹く風の謎」について講演していただきました。
前半では杉本先生ご自身の研究者になるまでのお話がありました。なぜ地球流体力学分野の研究者になったか、その経緯はとても興味深いものでした。研究の進め方についても詳しく知ることができ、気象学、天気予報と計算科学に関するお話では、コンピューターを利用した数値計算によって気象を知る仕組みを知ることができました。
後半は杉本先生の研究分野の金星の風についてお聞きしました。金星についての数値シュミレーションと観測データの比較では、データから出した画像が実際の観測画像とかなり似通っており、数値シュミレーションの可能性を感じることができました。また、先生のご指導のもとで自分たちと同じ高校生が、金星の風の研究に貢献していることを知り、自分たちでも努力すれば、何かを達成することができるということを教えていただきました。